一般社団法人日本建築学会東海支部

これまでの東海賞の受賞業績・作品

2016年度(第31回)日本建築学会東海賞

2016年度日本建築学会東海賞の受賞論文と作品賞を決定しました。2017年2月20日名古屋工業大学にて開催の東海支部究発集会において授与式が行われました。支部長より賞状と記念品を贈呈し、受賞者によるコメントの発表がありました。

受賞者業績
論文賞
                       
  • 張 景耀 君(名古屋市大学)
    「動的緩和法による複雑なテンセグリティ構造の形状決定法」
  •                     
  • 柳澤利昌 君(太陽工業株式会社(豊橋技術課科学大学在籍時の業績))
    「単層ラチスドームの地震時の座屈耐力と耐震性能評価に関する研究」
作品賞
東海賞審査委員会
花井貴之 (大林組)  
加藤芳明 (大成建設)  
北野博亮 (三重大)  
石田冨男 (都市研究所スペーシア)  
堀田典裕 (名大)  
夏目欣昇 (名工大) :審査委員長(作品)

2015年度(第30回)日本建築学会東海賞

2015年度日本建築学会東海賞の受賞論文と作品賞を決定しました。2016年2月22日名古屋大学にて開催の東海支部究発集会において授与式が行われました。支部長より賞状と記念品を贈呈し、受賞者によるコメントの発表がありました。

受賞者業績
論文賞
  • 山本貴正 君(豊田工業高等専門学校)
    「コンクリート充填角形鋼管短柱の安定した塑性変形を発揮する圧縮耐力」
作品賞
東海賞審査委員会
八木 豊 (清水建設)  
吉田哲也 (大林組)  
水谷章夫 (名工大) :審査委員長(作品)
塩田有紀 (塩田有紀建築設計)  
松浦健治郎 (三重大)  
三浦彩子 (名城大)  
北川啓介 (名工大)  

2014年度(第29回)日本建築学会東海賞

2014年度日本建築学会東海賞の受賞論文と作品賞を決定しました。2015年2月23日名城大学にて開催の東海支部究発集会において授与式が行われました。支部長より賞状と記念品を贈呈し、受賞者によるコメントの発表がありました。

受賞者業績
論文賞
  • 脇田健裕 君(中部大学)
    「プレファブ土壁の静的・動的試験による耐力特性評価と超音波測定を用いた損傷推定」
  • 須藤美音 君(名古屋工業大学)
    「病院施設における保全記録データに基づく空調・衛生設備に生じる故障・不具合に関する研究」
作品賞
東海賞審査委員会
八木 豊 (清水建設)  
李 在純 (大建設計)  
水谷章夫 (名工大)  
塩田有紀 (塩田有紀建築設計)  
松浦健治郎 (三重大)  
泉田英雄 (豊橋技科大) :審査委員長(作品)
曽我 裕 (竹中工務店)  

2013年度(第28回)日本建築学会東海賞

2013年度日本建築学会東海賞の受賞論文と作品賞を決定しました。2014年2月17日名古屋大学にて開催されました東海支部学術研究発表会において授与式が行われ、賞状と記念品を贈呈し、受賞者によるコメントの発表がありました。

受賞者業績
論文賞
  • 五十嵐 豪 君(名古屋大学)
    「各種ポルトランドセメントおよび高炉スラグ微粉末を用いたセメント硬化体の結合水量と水蒸気BET比表面積の関係」
  • 太幡 英亮 君(名古屋大学)
    「保育園児の散歩行動と街路環境の関係-名古屋市認可保育所での散歩行動観察を通じて-」
作品賞
東海賞審査委員会
古田博司   :審査委員長(作品)
花井貴之 (大林組)  
李 在純 (大建設計)  
田中英紀 (中部大)  
大影佳史 (名城大)  
稲川直樹 (中部大)  
須永浩邦 (清水建設)  

2012年度(第27回)日本建築学会東海賞

2012年度日本建築学会東海賞の受賞論文と作品賞を決定しました。2013年2月18日三重大学にて開催されました東海支部学術研究発表会において授与式が行われ、賞状と記念品を贈呈し、受賞者によるコメントの発表がありました。

受賞者業績
論文賞
  • 垣野 義典 君(豊橋技術科学大学)
    「児童・生徒の学習様態からみたワークユニットの空間特性?スウェーデンのワークユニット型学校建築を事例として-」
  • 高橋 之 君(名古屋工業大学)
    「圧縮側に柱型がないRC耐震壁の曲げ変形性能」
作品賞
東海賞審査委員会
三島雅博 (豊田高専) :審査委員長(作品)
鈴木清孝 (鹿島建設)  
服部宏己 (岐女短大)  
田中英紀 (中部大)  
小田義彦 (伊藤建築)  
大影佳史 (名城大)  
大月 淳 (三重大)  

2011年度(第26回)日本建築学会東海賞

2011年度日本建築学会東海賞の受賞論文と作品賞を決定しました。2012年2月18日名古屋工業大学にて開催されました東海支部学術研究発表会において授与式が行われ、賞状と記念品を贈呈し、受賞者によるコメントの発表がありました。

受賞者業績
論文賞
  • 尹奎英 君 (名古屋市立大学)
    「ドライミスト冷却効果の検証とCFD解析 ドライミストを用いる採涼システムに関する研究」
  • 高塚真央 君 (名古屋大学)
    「新しい展開型構造物の提案とその理論解析」
作品賞
東海賞審査委員会
浅野純一郎 (豊橋技科大) :審査委員長(作品)
福井 治 (大成建設)  
西澤崇雄 (日建設計)  
岡田恭明 (名城大)  
小田義彦 (伊藤建築)  
河辺泰宏 (愛知淑徳大)  
旗手康信 (青島設計)  

2010年度(第25回)日本建築学会東海賞

2010年度日本建築学会東海賞の受賞論文と作品賞を決定しました。2011年2月19日椙山女学園大学にて開催されました東海支部学術研究発表会において授与式が行われ、賞状と記念品を贈呈し、及び受賞者によるコメントの発表がありました。

受賞者業績
論文賞
  • 永谷 隆志 君(名城大学)
    「解析解と有限要素法の結合解法による浮屋根を有する2次元矩形貯槽の非線形スロッシング解析」
  • 濱田 晋一 君(名古屋工業大学)
    「非六枝掛建築の隅柱上における垂木割と丸桁および組物の寸法関係について」
作品賞
東海賞審査委員会
富岡義人 (三重大) :審査委員長(作品)
福井 治 (大成建設)  
土田崇仁 (伊藤建築)  
渡邊慎一 (大同大)  
三井富雄 (MOMO)  
浅野純一郎 (豊橋技科大)  
野々垣篤 (愛工大)  

2009年度(第24回)日本建築学会東海賞

2009年度日本建築学会東海賞の受賞論文と作品賞を決定し、2010年2月20日名古屋大学にて開催されました東海支部学術研究発表会において授与式が行われ、賞状と記念品を贈呈し、受賞者によるコメントの発表がありました。

→授賞式の様子はこちら

受賞者業績
論文賞
  • 宋 城基 君(豊橋技術科学大学)
    「PAC空調機のスケジュールON/OFF制御による室内温熱環境と省エネルギーに関する研究」
  • 陳 新 君(中国 西北工業大学)
    「中国古典建築書『工程做法則例』における翹昂斗科の設計技法」
作品賞
東海賞審査委員会
野々垣篤 (愛工大) :審査委員長(作品)
宇野康則 (清水建設)  
山崎俊一 (清水建設)  
渡邊慎一 (大同大)  
古田博司 (名城大・中部大)  
伊藤雅春 (学泉大)  
城戸康近 (城戸武男建築)  

2008年度(第23回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 北川 啓介 君(名古屋工業大学)
    「外形と空間構成と動線を考慮した近代住宅作品の平面特性」
  • 八木 茂治 君((株)飯島建築事務所)
    「異なる復元力特性が混在するハイブリッド構造の許容層間変形角とDs値に関する研究」
作品賞
東海賞審査委員会
小松義典 (名工大) :審査委員長(作品)
宇野康則 (清水建設)  
高木晃二 (大林組)  
古田博司    
岡本光生 (快適空間研究所)  
溝口明則 (名城大学)  
小川浩信 (伊藤建築設計事務所)  

2007年度(第22回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 陳 商*  君 (名古屋大学)    *は火へんに右上が「日」右下が「立」です。
    「音波を用いた膜張力測定手法における空気の付加質量の影響の評価」
  • 青木 哲 君 (岐阜工業高等専門学校)
    「室内温湿度からみた冷房の効果に関する研究‐一般住宅とアトピー性皮膚炎患者宅の比較‐」
  • 生田 京子 君 (名古屋大学)
    「訪問介護・看護拠点のサービス提供圏とサービス内容の考察‐デンマーク、コペンハーゲンとの比較を通して‐」
作品賞
東海賞審査委員会
横山裕二 (大林組) :審査委員長(作品)
曽我 豊 (竹内工務店)  
小松義典 (名工大)  
伊藤芳徳 (都市再生機構)  
岡本光生 (快適空間研究所)  
河田智成 (名古屋造形芸術大学)  
西井信幸 (西井都市建築設計事務所)  

2006年度(第21回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 田中 英紀 君(名古屋大学)
    「家庭用コージェネレーションシステムの計画・設計手法に関する研究その1ガスエンジンシステムに対する発電機と貯湯槽の容量設計法」
  • 清水 隆宏 君(岐阜工業高等専門学校)
    「日本古典建築書における宝塔類の研究」
作品賞
東海賞審査委員会
鈴木博志 (名城大学) :審査委員長(作品)
岩月邦文 (中部地方整備局)  
高橋克治 (大成建設)  
古田博司 (名城大学)  
光田 恵 (大同工業大学)  
溝口正人 (名古屋市立大学)  
岡本哲美 (巴コーポレーション)  

2005年度(第20回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 小椋 紀行 君(愛知産業大学)
    「異形鉄筋の付着割裂破壊に関する解析的研究」
  • 松浦 健治郎 君(三重大学)
    「近世城下町を基盤とする府県庁所在都市における明治・大正期から昭和初期までの官庁街の都市デザイン手法」
作品賞
東海賞審査委員会

本年度から作品賞審査委員について公表することになりました。
尚、論文賞については引き続き非公開です。

瀬口哲夫 (名古屋市立大学) :審査委員長(作品)
畔柳武司 (名城大学)  
住 哲也 (日建設計)  
古田博司 (名城大学)  
光田 恵 (大同工業大学)  
森堅太郎 (竹中工務店)  
山崎俊一 (清水建設)  

2004年度(第19回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 呉 明児 君(応募時 名古屋大学)
    「テンション材により補剛されたハイブリッド構造物の不安定現象に関する研究」
  • 小西 克尚 君(新日本製鐵(株))
    「下部構造に支持されたラチスドームのPush-over analysisに基づく地震応答推定に関する研究(2つのモードが支配的な空間構造物に対する検討)」
作品賞

2003年度(第18回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 該当ありませんでした
作品賞
  • 伊東 率明 君((株)竹中工務店)
    「パークシティ小幡A棟・B棟の設計」
  • 元岡 展久 君(椙山女学園大学)
    「傾斜地の都市住宅-プレストレス鉄筋コンクリート構造による大開口を持つ家-」

2002年度(第17回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 永田 恵子 君(名古屋工業大学/日本学術振興会特別研究員)
    「建築書系道具雛形の歴史的変遷および設計学理に関する研究」
  • 三島 直生 君(三重大学)
    「フレッシュコンクリートのレオロジーモデルの構築とその定量化に関する研究」
作品賞
  • 市川 健二 君((株)竹中工務店)
    「みなと医療生活協同組合 協立総合病院」
    「みなと医療生活協同組合 協立総合病院」

2001年度(第16回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 平岩 陸 君(豊田工業高等専門学校)
    「粘弾塑性サスペンション要素法によるコンファインドコンクリートの破壊挙動に関する研究」

    選評:本論文は著者が在籍していた大学研究室で開発された「粘弾塑性サスペンション要素法」を用いて、コンファインドコンクリートの破壊挙動をシミュレートすることにより、用いた手法の再現性・適用性を検討したものである。応募された2編の論文において、「粘弾塑性サスペンション要素法」を用い、それぞれ(1)1軸圧縮下、(2)せん断応力下におけるコンファインドコンクリートの変形挙動を再現することによって、帯筋による拘束効果やせん断補強筋および軸力がせん断特性に与える影響などさまざまな知見を与えている。また、単純な構成則に基づく同一力学モデルによって異なる載荷条件下におけるコンクリートの変形挙動を明確に把握できることを示している。これらにより、従来実験的な検討が主となっていた研究分野における解析的な手法の適用可能性を示した。このような取り組みと成果は、コンクリートの変形・破壊の理論体系構築の可能性を示唆するものであり、これまで多くの研究のテーマとされてきたコンクリートの変形・破壊のメカニズムの解明にとっても大きな意義をもつと考えられる。
    以上、平岩陸氏の応募論文2点については、適用された手法の発想は本人によるものではないが、その有効性を確かめるために精力的に研究に取り込んでいる姿勢が見える。研究内容も、実験に頼っていた分野に解析的なアプローチが可能であることを示している。その研究成果は他の研究者に対しても、これからの研究を進める際の指標を与えるものであると考えられる。本論文は、若い研究者が未開拓の分野に意欲的に取り組んだ成果であり、その業績を評価し、将来ある研究者を励まそうとする東海賞の目的からも、平岩氏への同賞授与は適切であると判断する。

  • 高木 清江 君(名古屋工業大学大学院)
    「詩的イメージ構造の特性(環境の〈詩性〉に関する研究 その3)」

    選評:本論文は、都市における「はっ」とするような驚きや感動といったレベルのイメージを詩的イメージと呼び、そのような経験を喚起する都市空間のあり方について実施した一連の研究の第3報である。環境や空間の質を「安らぎ」や「快適」として捉える研究はこれまでにも数多く報告されているが、本研究では、環境に於けるさらに高度な精神的な価値に迫ることを志し、詩的イメージを導入して、このような心の効果を呼び覚ます原理や仕組みを見出すことを試みている。たいへん独創的な研究である。
    詩的イメージ構造の調査は、20代の男女25名に好きな場所や心に残っている場所の印象をインタビューすることで行っており、調査の結果として詩的イメージを形成する8つの構造特性を抽出し、詩的イメージ生成の仕組みを見出している。インタビューには、試行錯誤を繰り返し、臨床的な深層心理学者が患者に対するような対処の仕方を取り入れ、またその分析には解釈学の方法を新たに導入するなど、研究手法の構築の上からも大きな価値が認められる。
    本研究では詩的イメージという捉えにくい対象を工学の分野に取り込むために、新たな研究方法の確立に挑んで一定の成果を得ており、さらにその手法によって詩的イメージの構造特性の抽出に成功している。これらの成果は、ただ綺麗で快適なだけでなく、そこに生活する人や訪れた人が面白さ、楽しさ、わくわくした感じを抱くことのできる良い意味での緊張感のある街の形成に寄与するものであり、今後の発展が期待される。
    以上のように、本研究の独創性や発展性は高く評価されるものであり、東海賞受賞にふさわしい業績と判断した。

作品賞
  • 水谷 考治 君(竹中工務店)
    「立山酒造(株)本社工場」
    「立山酒造(株)本社工場」 「立山酒造(株)本社工場」

    選評:本作品は散居村で有名な砺波平野の田園地帯に建設されている。砺波市は「屋敷林に代表される緑豊かな地域であるだけでは無く、歴史上この地方の政治、文化、軍事の中心でもあり、「花と緑と民家の街」と紹介されています。この立地・環境条件に「顧客ニーズをどの様に調和上手く作品に織り込んでゆくのか」が最大のポイントと推察される。
    設計コンセプトは?@将来を見据えた生産施設とする。(高齢化対応、生産量の拡大)?A既存工場を稼動させながら、切り替え調整を行う。(生産内容、工事)?B伝統的技術と先端技術との共生を目指す。(井戸水利用、HACCP)?C地元との融合を図る。(建物でアピールする)としている。まず、施設全体の生産施設フロー・生産量を把握し、新設工場と既存工場との増改築ローテーションを勘案して、建物のボリュームを高密度・重層化の施設構成で対応させている。これに対し周辺環境との調和を図るため、金属板葺き曲面屋根、各棟の分節と階層化、外壁タイル素材や色彩、目地等の工夫をし、建物―環境の融合を無理なく具現化させている。平面計画では、入出荷動線やメンテナンスを考慮した立体的なレイアウトを採用している。特に1階荷捌きエリヤは、ゆとりと開放感の有る中庭として利便性の高い計画としている。生産工場施設で特有な、イレギュラーな架構と生産重量物を建設中に設置するため、「SRC構造の無足場工法」と「用途と階構成の異なる建屋相互にはEXP.J」を採用している。温・湿度環境と衛生管理が厳しい各部に対して、計画・実施・施工中にレイアウトやディテールを充分検討しており、現在までメンテナンスも含めトラブル無く稼動している。職場環境の改善や地元との融合を図る為、模型による説明も行っている。
    全体のレイアウトでは敷地南東角の道路に面する位置に、木造の食堂棟(平屋で扇状)を設けて敷地内外の隔たりを緩和しつつ、敷地外周全体にも樹木を配し、自然な佇まいを演出している。生産施設の増改築計画に対する方向性を示し、全体によくまとめている。
    なお、計画から竣工まで候補者が4.5年間、建築主、行政、各専門分野、施工部門間の調整を継続的に行ってきた事を付記させて頂くと共に、現地での声が聞けなかったのが残念であった。
    今後とも社会、文化、環境、技術に配慮した若手設計者として活躍を期待する。

  • 古川 悦生 君(EFT建築設計事務所)
    「ながさわ保育園」
    「ながさわ保育園」

    選評:敷地は東名阪自動車道鈴鹿ICにほど近く、鈴鹿山脈が迫り、南側園庭の先には広大な茶畑が広がる自然に恵まれた環境にある。推薦者の園長は、隣の「深広寺」の住職でもあり、設計者はこの保育園の卒業生である。
    太陽光発電、風力発電という自然エネルギーの利用、深夜電力を利用した土壌蓄熱式輻射床暖房システムやエコアイスの採用等、実際の効用もさることながら、教育的な意味合いでのエコロジーに配慮した施設である。トップサイドライトからの自然換気、無垢の木をふんだんに使い、火山岩を砕いたシラスを原料にした湿気と各種の有害な臭いを吸収するという壁・天井の仕上塗材、50年かけてCO2を吸収しながら石灰石に変わっていく外壁材の採用等、健康でサスティナブルな建物を目指している。
    園庭に沿って木製デッキのテラスを渡し、敷地の制約上軸線がバラバラでまとまりにくい施設全体をうまく繋ぎとめている。子育て支援センターを施設の中央に配し、多目的に使うことで、いつも活気に溢れた様子が玄関ホールにまで伺い知る事が出来る。東端の既存棟へ園児を収容して休園する事無く建て替え、最後に既設棟を改修したとのことで、内部は違和感無くうまく処理されているが、園庭から見た時にデザイン・色使いの一体感にやや欠けるのは残念である。しかし、玄関側には丸く張出し増築する事で、アプローチからはやわらかい一種独特の雰囲気を見せており、施主からも気に入られている。
    設計者一人で国・県の補助申請から近隣折衝、現場管理まで全てをこなし、施主の信頼も厚く、その熱意と努力によって審査員全員から最も高い評価を得た作品である。よって、東海賞として推薦し、今後のさらなる成長を期待するものである。

2000年度(第15回)日本建築学会東海賞

2000年度日本建築学会東海賞の受賞論文と作品賞を決定し、2001年2月10日岐阜工業高等専門学校にて開催されました東海支部学術研究発表会において授与式が行われ、賞状と記念品を贈呈し、受賞者による記念講演会が催されました。

受賞者業績
論文賞
  • 李 柱国 君(建設省建築研究所)
    「粒子集合体モデルに基づくフレッシュモルタルの力学モデルに関する研究」

    選評:当該研究は、コンクリート設計法の確立をめざし、従来のビンガムモデルによる考察の欠点を克服すぺく、粒子集合体モデルに基づきフレッシユモルタルを力学モデル・としてモデル化し、物性論的なアブローチによって理論的な考察を行っている。
    そのなかで、(1)フレッシユモルタルを粘着性粒子と非粘着性粒子からなる粒子集合体モデルとしてモデル化している。またそれによって、モルタルの粉体特性と構造特性を考慮した微視的なアプローチを行っている。(2)Eyringの粘性理論の拡張によって、内部摩擦を有するモルタルの粘性機構を明らかにしている。(3)村山の剛体粒子集合体の力学理論に基づき、フレッシュモルタルの粒子変位挙動およぴ応力依存性について考察し、その粉体特性を明らかにしている。(4)粘性機構およぴ粉体特性の解明により、任意載荷下において硬練りから高流動にわたる広い範囲の硬さをもつフレツシユモルタルについて適用可能な力学構成則を提案している。また、提案した構成則には、応力状態、載荷持続時間、環境温度という新しい概念を導入している。
    これらの成果は、コンクリートの流動特性把握のための基礎となるフレッシユコンクリートのレオロジーモデルの構築、およぴその流動変形挙動の解明に役立ち、今後のフレッシュコンクリートの流動特性研究の発展のために大きく貢献すると思われる。
    これら研究の先進性、独創性、発展性は高く評価されるものであり、東海賞受賞にふさわしい業績であると判断する。

  • 吉永 美香 君(名古屋市立大学)
    「ソーラーシステムの設計におけるコンピユーターシミュレーションの有効利用に関する研究一TRNSYSのための非定常平板型集熱器モデルの開発一」

    選評:居住システムにおける省エネルギー、環境負荷低減を達成するためには、詳細かつ正確な性能予測に基づいた最適な設計・制御が要求される。候補者は、太腸エネルギーなどの自然エネルギーを利用した省エネルギー、環境員荷低滅を目指した居住システムの研究の一環として、平板型集熱器を備えた住宅用給湯システムを対象としたシミュレーションによる性能予測の可能性を検討しているか、本研究の内容は以下の二点に要約される。
    平板型集熱器の挙動を定常モデルを用いてシミュレーションすると、熱容量を考慮していないために集熱効率の計算に誤差を生じる。またBakerにより提案されていた非定常集熱器モデルも、集熱効率の考え方を正しく適用していないため予測誤差が大きい。本研究の第一の要点は、これらの予測モデルの問題点の整理と検証に基づいた、集熱器の熱容量を考慮した動的モデルの閲発であり、これにより高い精度での性能予測か可能になるとともに、従来のモデルでは表現できなかった集熱停止時の集熱器の挙動も再現できるものとなった。
    第二の要点は、候補者の開発した動的モデルを、欧米諸国では広く使われているソーラーシステム動的シミユレーションプログラムTRNSYSに組み込んで住宅用給湯システムのシミュレーションを行い、性能予測の有効性を検証したことである。候補者は、日本におけるTRNSYS利用の先駆者であり、また現在日本での第一人者と言えるが、本研究により、欧米に比して遅れている設計時のシミュレーション利用の普及と拡大が期待される。
    本研究は、動的シミユレーション手法を利用した最適設計・制御の提案とその有効性の検証であるが、現状では設計・制御方法が未確立なため経済性などの面から十分に普及していない自然エネルギー利用の促進に大いに貢献するものと考えられる。また、本研究は・候補者の発案によるものであり、新たなモデルを構築したのも候補者自身である。さらにTRNSYSを利用した候補者の研究論文は、国内の企業なども注目している。
    以上のように、本研究は、その独創性、精度、社会への貢献度が高いと認められる。選定委員会は、上述の成果の誘導に候補者が主体的役割を果たしていると判断し、東海賞(論文)に推薦するものである。

作品賞
  • 堀田 隆文 君((株)久米設計 名古屋支社)
    「豊川市立中央図書館・ジオスペース館」
    「豊川市立中央図書館・ジオスペース館」

    選評:本作品はコンペによって当選した作品である。豊川市は「文化の薫る健康福祉都市」をうたっており、将来を担う子供達をはじめ市民にとって誇りとなる施設を望んでいた。敷地は市役所や市民の憩いの場として親しまれている総合運動公園・桜並木に隣接している静かな環境にあり、この施設の立地条件に相応しい。
    施設内容は、市民の情報センター的機能の図書館と、豊川市の「産・官・学」で共同のソフト開発を行い宇宙関係の惰報を提供するプラネタリュウムとである。
    設計のコンセプトは・桜並木から読書空聞が開放的に見通せること、・読書空間に相応しく自然光をふんだんにとりいれ、省エネ化を図ること、・資料提供サービスの機械化を図り司書を肉体労働から解放すること、とある。
    まず、敷地にアプローチして、春に訪れたら最高であろうと思える桜並木が印象釣であった。図書舘の大部分を占める開架の一般コーナーが2屠吹き抜けで桜並木を全面で受け入れており、2階の閲覧室からもそれを享受できるという空間構成に成功している。それは、・のコンセプトに正解を与え、またその吹き抜けの空間の北面から天井に反射した柔らかい光を取り入れていることも・に正解を与えている。しかしながら、ブロック配置としてエントランスホールの位置やプラネタリュウム棟の配置に疑問を抱かなくもない。設備面での省エネルギーなどの環境負荷低減対策や自動書庫設備の取り組み、また構造のSRC造とS造のバランスのとれた組み合わせも試みており、その設計の総合化に成功している設計例であると考え、東海賞に推薦する。
    なお、本件は3件の応募者の中で審査員から最も高い評価を得た作品である。

  • 鵜飼 哲矢 君(一級建築士事務所 鵜飼哲矢事務所)
    「See Through House」
    「See Through House」

    選評:本作品は、刈谷市の既存の住宅地に建つ2世代住宅であり旧家の母屋を建て替えたものである。住み手との話し合いは十分にされており、3度も模型を作って価値観の異なる世代の居住空間を融合したものである。
    室内は全室土足であり各個人の個室は内庭ともいうべき庭園、テラスに向かっており比較釣ブライバシーの高い空間となっている。それゆえにリビングルームは家族、来訪者のパブリックスペースとして利用できる可能性を秘めている。
    外部空間は北側の町並みに対してはアルミコルゲート版の壁が対面しており、住宅のプライバシーの確保から少し閉鎖的な扱いにも思えるが、南に開けた中庭からのアプローチはこの館のテーマのシースルーのガラスの箱の中にある画廊のようなエントランスリビングに来客や近隣の方々の集会をも楽しいスペースヘ引き込んで行く演出の効果がある。また、この中庭とリビングの一体化にも成功している。
    この住宅は一般的な住宅と異なり、地域に開放された公共的な建物として利用も試みており、このテーマに対し、敷地に100年以上存在する和風の離れと、蔵などの伝統釣建築に対してランドスケープデザインの導入や植栽、アート、白色での統一などで全体を不自然なくまとめあげている。
    また、身体障害者のためのスロープ、玄関脇の独立した集中照明スイッチ、排煙窓を利用した換気窓、床下暖房、キッチンの換気扇などいたるところに候補者の工夫が見える。ただし、結露や冷房負荷の増大を招いているカーテンウオールや浴室のガラスの扱い方、白い漆喰の外壁を守るパラペット頂部のディテール、省エネルギーなどの環境負荷低減対策など技術的な向上を今後の作品に検討を望みたい。デザイン的には、コルビジェの住宅をほうふつさせるハイグレードのモダンな住宅である。
    以上の作品には、構造・設備も含めて住宅の設計及び監理の中心を担った侯捕者の若々しいエネルギ一と意欲が強く感じられる。よって、東海賞として推薦し、今後のさらなる発展を期待するものである。

1999年度(第14回)日本建築学会東海賞

1999年度日本建築学会東海賞の受賞論文と作品賞を決定し、2月19日の東海支部学術研究発表会において授与式が行われ、賞状と記念品を贈呈し、受賞者による記念講演会が催されました。

受賞者業績
論文賞
  • 今岡 克也 君(豊田工業高等専門学校)
    「微動の水平上下スペクトル比と震源特性を考慮した震度分布に関する研究」

    選評:候補者は、1945年三河地震以来の強い揺れを示した1997年愛知県東部地震の震源が地下39kmと深いため、揺れや震度に地域の地盤特性の影響が強く現れることに着目して、アンケート調査と微動測定を精力的に行い、有用な結果と知見を誘導した。
    まず、公表震度の大きい三河地域の約250の小学校を対象にしてアンケート震度調査を実施した。協力を依頼した市町村役場から回収されたアンケート用紙は約1万1,000部に上り、その結果と震源距離から算出される震度との差である震度増分から、平野部や山間部などの地盤構造の特性を明らかにし、「朝日新聞」等で公表した。
    さらに、最近の研究傾向である「微動の水平上下スペクトル比」を用いて、アンケートの対象とした約250の小学校を回り、微動測定を実施した。新たに定義した微動の平均H/V倍率と上述の震度増分との相関性が高いことを明らかにした。これらの結果を「日本建築学会構造系論文集」に投稿誌掲載された。
    このように、本研究は東海地方三河地域の地震被害予測のための有用な結果と知見を与えるとともに、今後、発生が予測される地震に対する地方自治体の防災施策に役立つものである。選定委員会は、上述の成果の誘導に本人が主体的役割を果たしていると判断し、東海賞(論文)に推薦するものである。

作品賞
  • 中屋 隆史 君((株)竹中工務店名古屋支店)
    ニッセイ岐阜ビル

    選評:本作品は、西側正面を市内メインストリートに面し、背後を住宅および商店街に近接するテナントオフィスビルである。西側ファサードに岐阜提灯から着想したアルミの水平フィンと緑色の熱線吸収ガラス、側壁にはアルミ色の塗装を施したパネルを全面に用いるが、概観にはシャープさとともに暖かみが感じられる。北側は道路に接して公開空地とし、やや冷厳な印象もあるが公道に無理のないリズミカルな広がりを提供している。東側に集約した機械式駐車棟は、現状では近隣への問題もあろうが、立地条件を勘案したうえでの建物全体は、将来の地域景観形成の質的向上のモデルとして大いに貢献していると思われる。
    内部空間においては、ガラス面を大きく取った吹き抜けの玄関ロビーは、落ち着いた灰緑色の石壁とともに暖かみのある豊かな空間を形成している。基準階の偏心コアプラン自体は敷地形態からみて必然的な選択といえようが、大きく窓光を取り入れた回遊式の廊下は視覚的に開放されたリフレッシュ空間となっており、明色のシンプルな壁面とあいまって豊かな空間が作り出されている。材質は全体にシンプルであるが、細部まで配慮されたディテールによって、爽やかな機能美を生んでいる。
    以上の作品には、構造・設備も含めて意匠主要部分の設計および監理の中心を担った候補者の優れた力量が強く感じられる。よって、東海賞として顕彰し、今後のさらなる発展を期待するものである。

  • 長谷川 寛 君((株)竹中工務店名古屋支店)
    津 第一生命ビルディング

    選評:本作品は、三重県津市を南北に縦断する国道バイパス沿いに立地するテナントビルである。敷地はバイパス東側に位置し、バイパス沿いでは高さ20m前後でスカイラインが形成されつつある。一方バイパス沿い以外の敷地周辺は低層の住宅地が広がっている。このような敷地の文脈を読み込み、ファサードは西日対策として水平ルーバーを用い、その最頂部によって空を切断してファサードに取り込んでいる。そのデザインは、オフィスビル特有の箱形のボリューム感を和らげ、建物全体に軽快でシャープな個性を与えることに成功しており、街並みとの調和が図られている。またエントランス部分は、バイパス側と裏側の公園を連続的に繋げる開放的な空間とし、裏側の駐輪場や床面のデザイン等を工夫し、うまく融合させている。
    内部空間は、低コストを強いられかつレンタブル比を確保するという制約のなかで、可能な限りのデザイン・工夫を目論んだ箇所が随所に見られる。とくに基準階のエレベータホールに隣接させた階段室まわり東側に大きな開口部を確保し、遠景に伊勢湾を望むこともできるなど外部環境を感じられるよう配慮されている。ややもすればレンタブル比向上が最優先され、閉塞的になりがちの共用空間を明るくリフレッシュさせる空間としている。
    以上の作品には、構造・設備を含めて意匠主要部分の設計および監理の中心を初めて担った候補者の若々しいエネルギーと意欲が強く感じられる。よって、東海賞として顕彰し、今後のさらなる発展を期待するものである。

1998年度(第13回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 渡邉 慎一 君(名古屋工業大学)
    「炬燵採暖が人体に及ぼす熱的影響とその評価法」

    選評:本研究は、これまでの室内熱環境が人体に及ぼす影響に関する研究の多くが人体を質点的に捉えており、その形状的および生理学的複雑さを考慮すれば無視できない局所的な熱環境の人体への影響を研究した例がないことに注目して、日本古来の局所暖房器具である炬燵を使用したときの温熱環境の評価を、実験を中心に試みた研究である。一連の実験により得られたデータはそれ自体でも大変貴重であるが、さらに人体と環境との間の熱平衡から、炬燵の人体に対する影響を指標化しようとしていることは独創的と思われる。特に、局所暖房時の人体を非暖房部位とそれ以外の部位に分割し、各々の暴露環境に対応した経路別の熱平衡を定義し、それに基づいた体感温度指標、つまり炬燵使用時の作用温度を導出している。この指標は、炬燵採暖以外の局所暖房時の人間に及ぼす熱的な効果を定量的に表現する有効な指標と言える。さらに、この理論的に導出された指標と実生活での状態を対応させようと試みており、従来の「感」や使用者の気まぐれで用いられていた炬燵採暖を科学的に分析し、感性を定量化している。採暖峙の熱収支以外に人体形態係数や対流熱伝達率などのデータも集積しており、総合的な研究であることが特徴である。
    本研究は、完成度が高く将来性のある研究であるとともに本人が主体的役割を果たしているものと判断し、東梅賞に推薦するものである。

  • 中澤 祥二 君(豊橋技術科学大学)
    「張弦梁構造におけるプレストレス力導入部材最適配置の探索法に関する研究」

    選評:本研究では、建築空間構造の一構造形式である張弦梁構造を対象にして、プレストレス力導入部材の最適配置方法について検討している。大規模な張弦梁溝造では、制御部材と制約条件が膨大となり、可制御性の判定や効率的な制御部材の配置の検索は極めて困難で重要な設計課題である。本研究は、この課題に対して、可制御性グラム行列を利用することを提案したものである。すなわち、可制御性グラム行列をストレス力導入部材配置の効果を示す指標として直接利用できることを、平面張弦梁構造の各種荷重柔件を例題に定量的に明らかにしている。さらに、最適配置問題を効率的に処埋する手法として、遺伝的アルゴリズムを応用することを提案し、具体的な例題を通してその適用性を明らかにしている。
    以上、構造物の形態制御と制御部材の最適配置という極めて先端的な研究分野において、学術的にも実用的にも将来性のある先駆的な成果であり、また、研究も本人が主体的役割を果たしていると認め、東海賞に値すると判断した。

作品賞
  • 藤枝 秀樹 君(岡設計名古屋支店)
    「恵那市立恵那北中学校」
    「恵那市立恵那北中学校」

    選評:本作品は、岐阜県恵那市の木曽川畔に接して、山並みと水に囲まれた自然豊かな環境の中に立地する中学校である。全体は、赤茶と緑系のアースカラーを基調とした落ち着いた色彩と適度なボリュームで構成されており、周囲の景観と見事に融和しつつ控え目にその存在をアピールしている。
    多種の教室と管理部分を含む校舎は二階建てで、学校正面から自由に入り込める開放的な中庭を中心としたコンパクトな平面構成である。中庭空間は、ユニークな造形の柱やパーゴラ、カリオンの塔で構成されており、スペースとのバランスに対してやや重い感じがあるものの、壁面に貼られた桜の花びらを浮き彫りにした明色の特注タイルとあいまって、シンポル的で楽しい券囲気を醸し出している。
    内部空間は、至る所に外光を効果的に取り入れる工夫がなされ全体に明るく、トップライトをもつ各教室の天井は個別にデザインされた断面変化のある形状で、実際以上の天井高さを感じさせる。特に、玄関上部の渡り廊下は単なる動線空間ではなく、外部の眺望と光を全体に取り入れた安らぎのあるコミュニティ空間となっている。内部仕上げには、カバ材のフローリングや桧材の腰羽日板などが用いられ、暖かみのある落ち着いた空間をつくり出している。また、八角平面のランチルームは恵那峡を借景とした大空間で、集成材によるダイナミックな小屋組とともに当建築の圧巻となっている。そのほか、地域に開放される体育館、せせらぎのある外構廻りやディテールなど、全体に緻密な配慮が施されている。
    以上の作品には、意匠主要部分の設計および監埋を通じ、意匠・構造・電気・機械の取りまとめに中心的に関わった設計者の若々しいエネルギーが強く感じられる。よって、束海賞として顕彰し、今後のさらなる発展を期待するものである。

1997年度(第12回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 鈴木 賢一 君
    「小学校における多目的スペースと教室の機能関連に関する研究」
  • 趙 衍剛 君
    「パラメータの不確定性を考慮した構造物の耐震信頼性評価法に関する研究」
  • 萩原 伸幸 君
    「大スパン構造物の弾塑性振動特性に関する基礎的研究-定常振動解に基づく扁平三角ラーメンの振動性状の考察-」
  • 尹 仁 君
    「蛍光ランプの異なる色温度が明るさ知覚に及ぼす影響」

1996年度(第11回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 高島 英幸 君
    「スペースフレーム接合部の数値シミュレーション法に関する研究」
  • 鶴田 佳子 君
    「近代都市計画初期における1919年都市計画法に基づく土地区画整理による市街地開発に関する研究」
作品賞
  • 富川桂二郎 君
    「SUN UTSUMI 50」

1995年度(第10回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 山田 耕司 君
    「円筒シェルの非軸対称曲げ応力問題の三次元理論解析」
  • 溝口 正人 君
    「平安・鎌倉時代貴族住宅の建築的展開に関する研究」
作品賞
  • 村松 篤 君
    「浜松・丘の上の家」
  • 長岡 久 君
    「竹中土木瀬戸竹親寮」

1994年度(第9回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 西澤 泰彦 君
    「20世紀前半の中国東北地方における日本人の建築組織に関する研究」
  • 渡辺 健治 君
    「フレッシュコンクリートの流動挙動に関する一連の研究」
作品賞
  • 河辺 晴重 君
    「豊田自動組織組合会館」
  • 石川 雅英 君
    「本陣平野屋花兆庵」

1993年度(第8回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 呉 健丹 君
    「触覚センサの開発と建築仕上げ材の触覚的評価」
  • 麓 和善 君
    「絵様雛形の研究」
作品賞
  • 野村 昌宏 君
    「豊田中研福利厚生センター」
  • 西井 信幸 君
    「YAMATAKE CIRCLES」

1992年度(第7回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 杉野 丞 君
    「近世曹洞宗本堂の平面と意匠・構造の発展過程に関する----近世禅宗本堂の研究----基礎的研究」
  • 下村 波基 君
    「溶接金属ならびに高力ボルトの拡散性水素による遅れ破壊挙動に関する研究」
作品賞
  • 石黒 正義 君
    「(株)豊田自動織機製作所誠和寮の設備設計」
  • 長田 幸則 君
    「岡谷不動産滝川町ビル(束京海上杁中寮)」

1991年度(第6回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 藤田 勝也 君
    「北対考」
  • 宿里 勝信 君
    「複合体理論を適用した沖積層地盤の動力学特性に関する研究」
作品賞
  • 小山 哲男 君
    「安城市歴史博物館」
  • 早川 増彦 君
    「NTSシステム総合研究所」

1990年度(第5回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 浦山 益郎 君
    「市街化調整区域におけるスプロールの発生要因に関する研究」
  • 山田 和夫 君
    「コンクリートのアコースティック・エミッション特性と破壊挙動に関する基礎的研究」
作品賞
  • 後藤 浩美 君
    「グルメビル「エアリ」」

1989年度(第4回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 森 博嗣 君
    「フレッシュコンクリートの流動解析手法に関する研究」
  • 河田 克博 君
    「建仁寺流堂宮雛形の研究」
作品賞
  • 宮野 裕 君
    「浜松舘山寺温泉「ホテル九重」」

1988年度(第3回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 澤地 孝男 君
    「暖冷房行為生起の決定要因と許容室温範囲に関する検討住宅の室内気候形成に寄与する居住者の行動に関する研究 その1」
  • 畑中 重光 君
    「各種横拘東コンクリートの圧縮靭性の統一評価とその応用に関する研究」
作品賞
  • 葛原 定次 君
    「津リージョンプラザ」

1987年度(第2回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 佐藤 達生 君
    「ゴシック空間の形成過程の研究6分ヴォールトの間題からの考察」
  • 勅便川原 誠司 君
    「横等方弾性体の点加振問題に関する研究」
作品賞
  • 車戸 慎夫 君
    「岐阜県揖斐郡揖斐川町歴史民族資料館」

1986年度(第1回)日本建築学会東海賞

受賞者業績
論文賞
  • 市之瀬敏勝 君
    「建築情造物の耐震性に関する研究」
  • 大森 博司 君
    「構造工学における静的ならびに動的非線形連成現象に関する研究」
  • 岡本真理子 君
    「座敷雛形の研究和風住宅意匠の確立過程」
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